高音の出し方は?出ない原因と出すためのコツ・3つのステップを解説

歌うとき、高音がかすれてしまって綺麗に出ない

こんな悩み、ありますよね。

歌における高音パートというのは、聴いた人に強烈な印象を残す、重要なパートです。

できることなら、綺麗な高音を出して気持ちよく歌いたい…分かります。

筆者も、同じような悩みを抱えており、ボイトレに通い始めたきっかけの一つでした。

「高音を出すことは、きっと難しい。何ヶ月もボイトレに通って少しずつ出せるようになるんだろうな」

筆者、このように考えてました。

ですが、ボイトレに通い始めて最初にできるようになったことは、高音を出すことでした。

かかった期間は、およそ一ヶ月!

荒削りではありましたが、週一回のレッスンを受けただけで、高音が出るようになったのです!

思うに、高音を出すのに必要なのは、発声のやり方を変えることです。

筆者の体感ですが、これは簡単です。コツさえ掴めば、多くの人ができるようになるはずです。

そのコツというのがこちらです!

  • 筋肉をしっかり使う
  • 高音を出すイメージをする
  • 勢いよく息を吐き出す

この3つがかなり重要ですので、次の段落で解説していきます!

また、高音が出ない原因、高音を出すためのステップもご紹介していきます。

この記事を読み終える頃には、きっと高音が出るようになっていますよ!

それでは、見ていきましょう!

高音が出ない原因

でははじめに、高音が出ない原因についてです。筆者の実体験も踏まえて、たった一つ。

ズバリ、喉に力がはいってしまっているからです。

高音を無理に出そうとすると、喉に力がはいってしまって、声がかすれてしまったり、苦しそうな声に聞こえてしまいます。

正しい筋肉を使えていないためです。

じゃあ、使うべき筋肉とはなんなのか?というのを、次にご紹介していきます!

高音を出すコツ

それでは、高音を出すための三つのコツをみていきましょう!

コツ① 筋肉をしっかり使う

歌う時に意識したい筋肉が二つあります!

みぞおち(横隔膜)の筋肉と、下腹部の筋肉です!

みぞおちは、おへその少し上の方にある、凹んでいる部分です。下腹部はおへその真下になります。

この二か所に力を入れて、声を押し上げるイメージで歌うと、高音がすごく綺麗に出ます!

そして筆者の実体験から、この二つの中でも、みぞおちの筋肉がかなり重要かと思います。

ボイトレに通い始めた当初、まずみぞおちに力を入れることを意識することで、高音が出るようになったからです。

文章だけではよく分からないと思いますので、この後の実践編で実際に行ってみましょう!

コツ② 高音を出すイメージをする

学校の音楽の授業で、「声を頭の上から出して!」「前に出すイメージで!」などと指導をされた経験、みなさん一度はあるのではないでしょうか。

歌うときのこのようなイメージって、実はすごく重要なんです。イメージができているかいないかで、高音の出しやすさは大きく変わります。

力強い高音を出す時のイメージは、“声を勢いよく上に投げる”です!

正確に言うと、鼻の付け根あたりに声を当てるイメージです。

また、切なく儚い高音を出したい時は、“喉(声帯)を後ろに引っ張る”ことをイメージすると出しやすくなります。

輪ゴムをピーンと引っ張って突っ張らせるような、そんな感じで。

頭の中に思い浮かべて歌うだけで全然違いますので、ぜひやってみてください!

コツ③ 勢いよく息を吐き出す

最後のコツはこちらです。

とにかく、勢いよく息を吐き出す!

口の広いホースと、高圧洗浄機を思い浮かべてみてください。

蛇口を捻ると、ホースからはゆるやかに水が溢れ出しますが、高圧洗浄機からはものすごい勢いで水が噴き出してきますよね。

この高圧洗浄機のように、圧力をかけて勢いよく息を吐き出すことで、高音を綺麗に出すことができます。

たくさん息を吐けばいいというわけではなく、圧力をかけるということがかなり重要です。

では、圧力はどうすればかかるのか?

こちら、コツ①で出てきましたみぞおち下腹部の筋肉が必要になります!

この二つの筋肉に力を入れた状態で歌うことで、圧力がかかった状態になり、勢いよく息を吐き出すことができるんです。

こちらも実際に行うことで感覚を掴んでいきましょう!

高音を出すための三つのステップ

高音を一発で出すのはなかなか難しいですが、ステップを踏めば簡単に出すことができます。

これから、3つのステップを一緒に行なっていきましょう!

声を出していきますので、人の迷惑にならない環境で行ってくださいね。

ステップ① 高音を出すための状態をつくる

それでは、まずその場に立ってください!そして、足を肩幅に開きます。

できましたら、「あー」と、発声してみてください。出しやすい音程で大丈夫です。

いいですね!いい声ですよ!

…ん?

あ、危ない!空から野球ボールが!

うっっ!!

あなたのみぞおちに!直撃!!しました!

苦しいかと思いますが、その状態キープです!

これが、圧力がかかっている状態です!

このまま次のステップいきます!

ステップ② 「いー」で発声する

今、あなたの体は、しっかりと圧力がかかっている状態です!

この力をキープしたまま、口の両端を横に引っ張った形で、「いー」の発声でドレミファソラシドの音階を、できるところまで出してください!

ポイントは、みぞおちの圧力で声を押し上げてあげることです!

できる方は、下腹部にも力を入れましょう。

できたら、今度はお好きな曲を「いー」の発声で、圧力全開で歌ってみてください。高音部分だけでなく、普通に歌うところも、圧力全開です!

例えば、HYさんの「366日」のような、高音パートが多くゆっくりとした曲がいいでしょう。

また、歌い出しとアクセントのところで「ひいー」と発声して、それ以外は「いー」で出すとやりやすいですよ。

サビだけでもいいので、力を振り絞って歌ってみましょう!

…いいですね!そしたら、力を抜きましょう。

次が最後のステップです。

ステップ③ 歌ってみる

最後に、普通に歌ってみてください!

先ほどの感覚を忘れずに、高音のところだけ、みぞおちと下腹部に力を入れて圧力をかけてあげます。

…いい感じです!かなり高音が綺麗になりましたね!

できなかった方も大丈夫です。練習を繰り返すうちに、必ず力を入れて歌うことができるようになります。

うまくいかない時は、また「いー」で発声してみると、徐々に感覚を掴むことができますよ!

みなさん、お疲れ様でした!

まとめ

それではまとめです。

  • 高音が出ない原因は、喉に力がはいってしまっているから
  • 高音を出すには、筋肉を使うこと、イメージすること、勢いよく息を吐き出すことが大切
  • 高音は3つのステップを踏むことで出しやすくなる

初めは上手くいかないことも多いですが、続けて練習することで高音は出るようになります!

少しずつ行っていきましょう。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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